当欄で以前紹介したAshtonのSG2ですが、若干ステムがゆるいのが気になっていました。吸っていて困るほどではないけれど、パイプポーチに入れて持ち歩いていると、少しズレてしまうのです。2月の例会でパイプクラブの先輩氏に、その対策をお聞きしたところ、シャンクの周りにタオルを巻いて、パイプの接合部分に蒸気を当てるといい、と教えられました。早速試してみると、確かに締まりが良くなった感があります。今回はとりあえずT-falの蒸気でしたが、もう一度、ヤカンでお湯を沸かしてしっかりやってみようと思います。
ついでながら、Ashtonがアシュトナイトという独自のステムを導入したのが、この92年からだそうです。これは柔らかいエボナイトと変色しにくいアクリルという両者の長所を採り入れたもの。確かにこのSG2も以前ご紹介した2010年製のペブルグレインもステムにツヤがあり、かつ咥え心地も柔らかい感じがします。