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2013年4月15日月曜日

Ashton PEBBLE GRAIN Billiard XX(1984)

 1984年製のAshton PEBBLE GRAIN BilliardでサイズはXX(L146H50W34)、UNSMOKEDコンディションです。ダンヒルの工場長だったビル・アシュトン・テーラー氏がAshtonを興したのは83年ですから、創業2年目、フル操業した最初の年の作品となります。アシュトン氏らしい、非常にダイナミックなサンドブラストです。
 セラーのCOOPERSARKによれば、小さいほうから2番目のサイズであるXXとなっているが、実際はXXX、ダンヒルのグループ5に相当する大きさだ、と説明されています。たしかに、以前、当欄で紹介した85年製のXX(下段に写真あり)よりは大ぶりですが、私の持っているダンヒルグループ5と比べるとやはり小さい。そもそもAshtonのパイプは概して大きめですから、アシュトン氏の基準では、XXだったのしょう。 
 






 シャンクの下側の刻印を見ると(すぐ下の写真)、XXがオーバルで囲まれていません。さらに下の写真は、先述の85年のPEBBLE GRAINの全体とシャンク下ですが、このXXも同様です。85年の途中あたりからサイズを囲むようになったようですから、オーバルがないのは、Ashton草創期の息遣いを感じさせる貴重な一品といえるのかもしれません。

 
 
 実は85年製のAshtonを11年の暮に入手したのち、ネットで調べてみると、COOPERSARKには84年製の私好みのサンドブラスト(つまり、今回のパイプです)がもう1本あるらしいことがわかりました。あれから苦節1年半(ちょっと大袈裟ですが)、ようやく入手できました。
 私がこれほどAshtonに惹かれる理由は、サンドブラストの表情が豊かだから、精魂込めて作った跡が伺えるから等々ありますが、喫味の良さもその1つです。この84年の作も非常にスムースに煙を味わえます。早速、中目黒のバーでボウルの8分ほど入れて試してみたら、気持ちよくスモーキングを楽しめ、気が付いたら2時間近くが過ぎていました。私の拙い技術では珍しいことです。
 Ashtonおそるべし!
 

2012年4月26日木曜日

Ashton PEBBLE SHELL XXX 1989


 今回ご紹介するのは、Ashton PEBBLE SHELL APPLE BILLIARD(L15.0H5.0W4.3)です。下の写真の通り、”MADE IN ENGLAND"の後に「9」とありますから、1989年製とわかります。私にとっては、2本目のAshtonです。サンドブラストの彫りが深く、Ashtonならではの仕上がりになっています。PEBBLE SHELLとはSmokingpipes.comでは”Rusticated and Sandblasted- Available stained in each of the above stains”と説明されています。
 Ashtonではほかに、XXとXを持っていますが、XXXとなると、ぐっと大きい印象です。かなり持ち応えがあります。高さ5センチはともかく、ボウルの幅が4.3センチあると、かなりの容量になります。

             
              






 先日、行きつけの銀座のバーで、MacBarenのNavy Mixtureをつめて楽しみました。Navy Mixtureは、葉っぱがフレーク・カット(板状のもの)になっていますが、それをほぐして2枚分入りました。やはり大きい。結局、吸い終えるまで2時間かかりました。それでも、少し燃え残りがありましたから、LX以上になるとどれだけ吸い続けることになるのか……。この日も、ラムの「ロン・サカパ」を合わせました。



 ちなみに、お店がすいていたので、マスターとサイコロゲーム。日頃やられっ放しなのですが、この日は勝負勘が冴えていて、写真の通り、マスターが「参りました!」のポーズ。


 さらに興が乗ってきて、桑田佳祐の「昭和83年ひとり紅白歌合戦」というDVDをスクリーンに流してくれました。これが抜群によい。なにせ、あの桑田が、尾崎紀世彦の「また会う日まで」、西城秀樹の「情熱の嵐」、沢田研二の「勝手にしやがれ」、郷ひろみの「ゴールドフィンガー’99」、ピンクレディの「渚のシンドバッド」といったヒット曲を歌うのですから、盛り上がります。銀座のおしゃれなバーが、ほとんど新橋の「なつかしや」状態になりました。


2012年4月20日金曜日

PIPE MATCH

先日、行きつけの中目黒のバーに行くと、ヒゲのマッチョ・マスターが、「いいもの手に入れたんですよ」とニヤリ。出てきたのはなんと、今ではほとんど見かけることのなくなった、パイプマークのマッチ箱ではありませんか!



早速、お気に入りのAshton Pebble GrainにPrivate Clubを詰めて着火。気のせいでしょうが、味わいが違う気がします。 少なくともオツな気分。
 たまたま遊びに行った先で、見つけたとのこと。いろいろ調べてみると、このダイドーという会社では今でも製造していて、このマッチを扱っているネット通販サイト(別の会社が運営)もありました。ずっと菊水のマッチを使っていましたが、こちらを纏めて購入しようかと思っています。

2012年3月10日土曜日

Ashton Pebble Grain with Evan Williams

  昨晩は赤坂の会合から銀座に移動して、もう一件会合に出る予定が、それが流れたため、中目黒のいつものバーへ。Evan Williamsをバーボン・ソーダでいただきました。手前のパイプはピンボケになってますが、以前こちらで紹介した、85年製のAshton Pebble Grainです。やはり、深くクラッギーなサンドブラストに、濃いめの葉っぱ、バーボンは合いますね。
 週明けのしあさっては読売新聞幹部の方と、某プロ野球の二軍監督とで会食の予定。その後、どこぞで煙る予定ですが、読売で思い出したのが、例のナベツネvs.清武騒動の際、車に乗るナベツネがスタンウエルのベントパイプを咥える写真が、新聞各紙に載ったこと。あれは、パイプのイメージを大きくダウンさせたのではないか、と心配したものです。
 ついでにいえば、山崎豊子さんの「華麗なる一族」をはじめ、昔の映画には、企業トップがパイプを燻らす場面がよく登場します。タバコもいい小道具になっていた気がする。カッコいい俳優は、タバコの持ち方もイカしてたものです。最近は、なんか物足りないですね。

2012年2月26日日曜日

Ashton SOVEREIGN SG2(1992) Part2


当欄で以前紹介したAshtonのSG2ですが、若干ステムがゆるいのが気になっていました。吸っていて困るほどではないけれど、パイプポーチに入れて持ち歩いていると、少しズレてしまうのです。2月の例会でパイプクラブの先輩氏に、その対策をお聞きしたところ、シャンクの周りにタオルを巻いて、パイプの接合部分に蒸気を当てるといい、と教えられました。早速試してみると、確かに締まりが良くなった感があります。今回はとりあえずT-falの蒸気でしたが、もう一度、ヤカンでお湯を沸かしてしっかりやってみようと思います。
 ついでながら、Ashtonがアシュトナイトという独自のステムを導入したのが、この92年からだそうです。これは柔らかいエボナイトと変色しにくいアクリルという両者の長所を採り入れたもの。確かにこのSG2も以前ご紹介した2010年製のペブルグレインもステムにツヤがあり、かつ咥え心地も柔らかい感じがします。

2012年2月22日水曜日

MaClelland Frog Morton Pipe Tabacco


昨日はパイプクラブの例会で、今年最初のパイプ・スモーキング・コンテストでした。今年のテーマは「アメリカ・タバコを極める」とのことで、まずは米国マクレーランドのフロッグ・モートンでした。パッケージのカエルは『指輪物語』の蛙村(フロッグ・モートン)に由来しているのだそうです。
ラタキアが入っていますが、ダンヒルのマイ・ミクスチャーなどよりバランスがよく軽やかで、ベテラン・スモーカーの方々からも、「美味い」との声が上がっていました。ラタキアが苦手な人でも楽しめそうです。50g缶が2500円という高級タバコです。
毎晩銀座&中目黒のバーで鍛錬した成果を発揮して、第1回コンテストで幸先良いスタートを、と目論んだのですが、イマ2くらいの結果に終わりました。当欄でもご紹介したAshton SG2で挑んだのですが、ボウルの幅が細めなので2gのコンテストには向いているかと思いきや、意外に高さがあることに改めて気づかされました。それだけが失敗の理由ではないのでしょうが、なんか下の方に葉が固まっているなぁ、と勝手の悪さを感じているうち、失速してしまいました。今度はAshtonのXクラスかDunhillの3くらいでリベンジを狙いますかね。
例会では、今年5月に関東大会が開催されることも発表されました。会場が渋谷なので、2年ぶりに参加できそうです。そこへ向けて、またバー通いですね。
ちなみに、例会の後、某マスコミの女性記者と約束があったので2次会は欠席し、東銀座のバーへ。この女性記者がタバコを出したので、「遠慮なく吸ってね。僕はパイプやるし」と言うと、「私はシガー好きなんです」とのこと。なんと、パイプ・カッターをいつも携行しているほどのシガー通で、吸っている姿も実にカッコいい。政界ネタをサカナに、お互い楽しく煙ることができました。

2012年2月3日金曜日

Ashton SOVEREIGN SG2(1992)











 昨年からebayにハマッてしまった私。「Purchases history」を振り返ってみたら、去年1年で21本落札していました(セカイモン経由を含む)。軍資金が豊富にあるわけじゃなし、ちょっとやり過ぎました(冷汗)。一度ビッドすると、負けたくない、という気持ちがつい湧き上がってしまう。負けず嫌いの性格が災いしています。
 ちなみに内訳は、Ashton3、Dunhill6、Comoy4、Sasieni2、Barling2、BBB2、GBD1、Pipe-stand1でした(GBDは昨年パイプを始めた後輩に譲りました)。特にDunhill好きではないのですが、ヴィンテージ物を探していると、やはり質的にも量的にもDunhillに目が行ってしまいますね。
 そして2012年の落札初めは写真のAshton SOVEREIGN SG2(L15.6H4.7W3.2)です。MADE in ENGLAND12となっていますから、1992年製です。
 最近Ashtonは私の大のお気に入りで、これで5本目となりますが、SOVEREIGN(Smooth Natural)、SG(ストレート・グレイン)は初めて手に入れました。AshtonのSGはグレインの質によって、1~5までランクがあります。2は下から2番目ですが、写真の通りボウルとシャンクに非常にキレイにグレインが入っています。Ashtonのダイナミックなサンドブラストは見事ですが、スムース・ナチュラルなタイプもさすがにいい出来です。
 UNSMOKEDだったので先日ブレイクインしたばかりですが、絶妙な喫味です。年初にふさわしい逸品といえるのではないでしょうか(とはいえ、今年はebayを自重せねば……)。

2012年1月21日土曜日

Ashton PEBBLE GRAIN XX 1985








 Ashtonとしては2本目の紹介となるPEBBLE GRAIN XX BILLIARD(L14.9H4.7W3.6)です。”MADE IN ENGLAND"の後に「5」とありますから、1985年製と分かります。UNSMOKEDで出品されたもので、私がEBAYでトライした中では、最高額の競り合いとなりました。ビル・アシュトン・テイラー氏がAshtonを起こして3年目の作品で、グレインが荒々しく深いうえに、一番下の写真をご覧いただくと分かるように、XXに円がついていません。結構レアなものなのかもしれません。出品者の説明によると、初期のものはオーバルで囲まれていないそうです。
 AshtonはまだブログにアップしていないXとXXXも持っていて、Xは葉っぱ2gのスモーキングコンテスト用、XXXはゆっくり味わいたいときに持ってこいですが、デザイン的にも使い勝手でも、私が一番しっくり来るのはXXですね。
 ちなみに、私の中では最高額の落札でしたが、最近EBAYで88年のAshtonのLXが1000ドルをゆうに超えて落札されていました。ますますAshton人気が高まっているのでしょうか。

2011年7月30日土曜日

Ashton PEBBLE GRAIN XX 2010









 Ashtonを知ったのは、国内のパイプ通販サイトのご主人が、オマケにAshtonの葉っぱをつけてくれたからでした。缶に入ったそのArtisan's Blendはラタキアの風味が絶妙で、お礼のメールを出したところ、「Ashtonはパイプそのものも作っていて、オイルキュアリングですよ」と教えてくれたのです。ダンヒルが60年代後半にはやめてしまったあのオイルキュアリングを続けているメーカーがあるのか、と大いに関心をもち早速海外のネットで購入したのが、このPEBBLE GRAIN XX(L16.0H5.2W4.0)です。
 AshtonはDunhillと同様に、イヤーコードが入っており、2009年製までは1980年が基準になってます。たとえば”MADE IN ENGLAND"の後に9とあれば1989年、20とあれば2000年に作られたものです。このパイプは210と打たれていますが、これは2010年製です。この年以降、表記が変わったようです。211は2011年製となります。
 Ashtonは茶(オレンジ?)のドットがトレードマークで、サイズはかなり大きめの設定です。下から2番目のこのXXでもダンヒルのグループ4~5ですから、XXX以上になるとかなりのラージサイズになります。
 PEBBLE GRAINは人気シリーズの1つのようで、確かにこのダイナミックなサンドブラストはかなり魅力的です。そしてオイルキュアリングゆえと思われるマロやかな味わいは、ヴィンテージ物と遜色ないと思います。Ashtonの創業者ウイリアム・ジョン・アシュトン・テイラー氏は元ダンヒルの工場長で、1983年に独立してAshtonを立ち上げました。完全フルハンドメイドのオイルキュアリングですから人気が出るのも当然で、先日、1985年のunsmokedのPEBBLE GRAINがebayで600ドル以上の値がついていました。
  2009年にアシュトン氏が亡くなったのは、まことに残念です。