2012年4月28日土曜日

Meerchaum with W・O・LARSEN


昨日は昨年5月になくなったT氏のやや早い一周忌として、知人数人と故人を偲びました。いま常喫しているPRIVATE CLUB CLASSICは、T氏から教えられたものです。とても個性的な方でしたが、パイプとパイプクラブを心から愛し、私のような新参者に最もコト細かく様々なことを教えてくれたものです。いかに存在感が大きかったかを、改めて実感させられます。
 私はトルコのSMS社のメシャム(L155H50W38)に、故人の好きだったW・O・LAPSEN CLASSICを合わせ、偲びました。「暑くなってきたら、これが一番いい」と生前言われていました。
 私は彫り物系のメシャムは好みではなく、オーソドックスなビリアードを探したのですが、これが意外に見つからない。野村たばこ等いろいろ探した結果、結局、銀座の菊水で購入しました。臙脂色のマウスピースが気にいっています。
 メシャムはもろくて傷がつきやすく、手袋をはめて吸う人もいるそうですが、このパイプもいつの間にか、ボウルに傷ができてしまいました。
 購入して約1年がたちますが、リム以外はなかなか色がつきません。コーヒーにつけたり、逆さに吸う(煙で燻される)など、色をつける方法はいろいろあるそうですが、まだ試したことはありません。琥珀色になるには、一説には30年かかるとも言われています。今年の春~夏は、メシャムの登場機会を増やして頑張ってみましょうかね。

 















 ちなみに、昨日の会合の場所は、T氏と馴染みの深い方のご自宅で、下記のようなプレートが部屋に飾られていました……。

2012年4月26日木曜日

Ashton PEBBLE SHELL XXX 1989


 今回ご紹介するのは、Ashton PEBBLE SHELL APPLE BILLIARD(L15.0H5.0W4.3)です。下の写真の通り、”MADE IN ENGLAND"の後に「9」とありますから、1989年製とわかります。私にとっては、2本目のAshtonです。サンドブラストの彫りが深く、Ashtonならではの仕上がりになっています。PEBBLE SHELLとはSmokingpipes.comでは”Rusticated and Sandblasted- Available stained in each of the above stains”と説明されています。
 Ashtonではほかに、XXとXを持っていますが、XXXとなると、ぐっと大きい印象です。かなり持ち応えがあります。高さ5センチはともかく、ボウルの幅が4.3センチあると、かなりの容量になります。

             
              






 先日、行きつけの銀座のバーで、MacBarenのNavy Mixtureをつめて楽しみました。Navy Mixtureは、葉っぱがフレーク・カット(板状のもの)になっていますが、それをほぐして2枚分入りました。やはり大きい。結局、吸い終えるまで2時間かかりました。それでも、少し燃え残りがありましたから、LX以上になるとどれだけ吸い続けることになるのか……。この日も、ラムの「ロン・サカパ」を合わせました。



 ちなみに、お店がすいていたので、マスターとサイコロゲーム。日頃やられっ放しなのですが、この日は勝負勘が冴えていて、写真の通り、マスターが「参りました!」のポーズ。


 さらに興が乗ってきて、桑田佳祐の「昭和83年ひとり紅白歌合戦」というDVDをスクリーンに流してくれました。これが抜群によい。なにせ、あの桑田が、尾崎紀世彦の「また会う日まで」、西城秀樹の「情熱の嵐」、沢田研二の「勝手にしやがれ」、郷ひろみの「ゴールドフィンガー’99」、ピンクレディの「渚のシンドバッド」といったヒット曲を歌うのですから、盛り上がります。銀座のおしゃれなバーが、ほとんど新橋の「なつかしや」状態になりました。


2012年4月24日火曜日

COMOY with SPIDERMAN?

昨日は中目黒の馴染みのバーのうちの一軒で、煙ることに。そこで思わぬモノと遭遇しました。COMOY GRAND SLAMと一緒に写っているのは、「すぱいだぁ麺!!」という、ユニバーサル・スタジオにしか売っていないカップ麺です。関西出身のマスターからのお土産です。
 ハリウッドと大阪的ギャグの見事な融合だと思いませんか? まだ食べてませんが、ちゃんと日清食品がつくったものだから、味もイケそうです。


 ドリンクの方は、ビール→ワイン→シェリーときて、最後に、下の写真のラム〝RON ZACAPA〟(ロン・サカパ)を。有名なラムだそうですが、私は普段ラムをあまり飲まないので初体験。グアテマラを代表するラムで、5年連続インタナショナル・ラム・フェスティバルで金賞に輝き、「ラムの中のコニャック」と称賛されているだけあって、甘すぎずバランスがよく、大変気に入りました。モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループのブランドであるのもうなずけます。



 ボトルの中ほどにまかれているのは、椰子の葉の織物。かつては、右のボトルのように、全体がそれに包まれていたそうです。何でも、古代マヤ文明では王族の紋章として使われていたのだとか。生産者の意気込みが伝わってくるではありませんか。