1954年製、パテント期のDUNHILL ROOT BRIAR BILLIARD(L146H46W32)です。オーソドックスなビリヤード・シェイプです。シャンクからステムにかけてのラインがキレイな直線となっていて、非常にスマートに仕上がっています。シャンクに④とあるように、サイズはグループ4です。
このパイプを出品しているセラーの説明文はいつも、「いかに素晴らしいモノであるか」をアピールしたあと、「でも、この見事さは、私の言葉では言い尽くせない」と結びます。しかし、今回は、最後の一文がありませんでした。それは、ボウルの内側に小さい穴があいているからです(それも説明されていました)。そこで、いつも頼りにしている新宿KAGAYAのW氏に相談したところ、木材等で埋めることはできるが、当然、ボウルの素材とは違う材質になるため、埋めた部分だけ熱の伝わり方がイレギュラーになってしまい、ジュースが出るもとになりかねない、とのこと。結局、カーボンで自然に埋めることにしました。以前、BARLINGのボウル内に結構大きな穴が見つかった際には、木材で埋めましたが、これはあまり適切な対処ではなかったのかもしれません。
シンプルなデザインが気に入って頻繁に使ううち、いまではまったく穴は見えなくなりました。