ボウルとシャンク、ステムのバランスが、他のメーカーとは一味違う洗練された風合いを醸し出しています。そして、実際に火を入れてみて、驚きました。これほどスムースに煙が流れるパイプは初めてです。先日、パイプクラブの先輩諸氏も、まったく同様の感想をいわれていました。
DUNHILLにもCOMOYにもBARLINGにも似ていないスタイルと、この絶妙な喫味が、多くの人を惹きつけたのではないでしょうか。
アップの写真をご覧いただくとお分かりのように、グレインがかなりキレイに入っています。さすがは、トップグレードのEXTRA GRAINだと思います。Ye Olde Briars氏のサイトを参照する限り、1955年までに製作されたもののようです。還暦を過ぎているかもしれないのに、傷もほとんどありません。
刻印のL&CoはLOWE&Companyの商標で、LONDON W.は、そのL&Coがロンドンで開業していたのが、ウエスエンドだったからなのでしょうか。
早くももう1本LOEWEがほしいと思っている今日この頃です。