2011年7月30日土曜日

Ashton PEBBLE GRAIN XX 2010









 Ashtonを知ったのは、国内のパイプ通販サイトのご主人が、オマケにAshtonの葉っぱをつけてくれたからでした。缶に入ったそのArtisan's Blendはラタキアの風味が絶妙で、お礼のメールを出したところ、「Ashtonはパイプそのものも作っていて、オイルキュアリングですよ」と教えてくれたのです。ダンヒルが60年代後半にはやめてしまったあのオイルキュアリングを続けているメーカーがあるのか、と大いに関心をもち早速海外のネットで購入したのが、このPEBBLE GRAIN XX(L16.0H5.2W4.0)です。
 AshtonはDunhillと同様に、イヤーコードが入っており、2009年製までは1980年が基準になってます。たとえば”MADE IN ENGLAND"の後に9とあれば1989年、20とあれば2000年に作られたものです。このパイプは210と打たれていますが、これは2010年製です。この年以降、表記が変わったようです。211は2011年製となります。
 Ashtonは茶(オレンジ?)のドットがトレードマークで、サイズはかなり大きめの設定です。下から2番目のこのXXでもダンヒルのグループ4~5ですから、XXX以上になるとかなりのラージサイズになります。
 PEBBLE GRAINは人気シリーズの1つのようで、確かにこのダイナミックなサンドブラストはかなり魅力的です。そしてオイルキュアリングゆえと思われるマロやかな味わいは、ヴィンテージ物と遜色ないと思います。Ashtonの創業者ウイリアム・ジョン・アシュトン・テイラー氏は元ダンヒルの工場長で、1983年に独立してAshtonを立ち上げました。完全フルハンドメイドのオイルキュアリングですから人気が出るのも当然で、先日、1985年のunsmokedのPEBBLE GRAINがebayで600ドル以上の値がついていました。
  2009年にアシュトン氏が亡くなったのは、まことに残念です。

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